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「pingが低い=ラグがない」は本当に正しいのでしょうか?
ゲームプレイ中にping値が30ms以下にも関わらず、操作がもたついたり、敵の位置が瞬間移動したように感じたりする――そんな経験をしたことがある方は多いはずです。
本記事では、「pingは低いのにラグい」その本当の理由を、ネットワークの仕組みや実際の検証方法に基づいて解説。見逃されがちなJitter・パケットロス・帯域問題など、ゲームに特化した視点で徹底的に掘り下げます。
ラグの正体を正しく理解すれば、今よりもっと快適なゲーム環境が手に入ります。プロバイダー選びのコツや対策方法まで網羅していますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次
pingが低いのにラグい?矛盾の正体とは
FPSや格闘ゲーム、MMORPGなどで「ping値は30ms以下なのにラグを感じる…」という経験はありませんか?実はこの現象、pingだけでは通信品質を正確に判断できないことに起因しています。
pingはサーバーとの通信にかかった往復時間を示す数値ですが、通信の安定性や持続的なパケット処理の可視化には不十分なのです。
数値では見えない通信の落とし穴
ラグの正体は、次のようなping以外の要素によって引き起こされていることがほとんどです:
- Jitter(ジッター):通信の時間的な揺らぎ
- パケットロス:データが一部失われる現象
- 帯域不足:通信容量の限界による遅延
- QoSの未設定:ゲーム通信が優先されていない
つまり、ping値だけを見て回線を評価するのは不完全な診断だといえます。
ラグの本当の原因:Jitter・パケットロス・帯域
たとえば、Jitterが大きければ入力の反映が不規則になり、エイムや操作に影響します。また、パケットロスが1%でも発生していれば、位置ズレや同期ミスが頻発します。
さらに、ネットを家族と共有している場合などは帯域圧迫により「pingは低いが反応が遅い」状態が発生しやすくなります。
ping以外で測るべき指標とその確認方法
以下の方法で、ping以外の回線品質をチェックできます:
- Fast.com(日本語対応):Jitterやパケットロスも詳細表示で確認可能
- みんなのネット回線速度:国内ユーザーと自回線の品質を比較できる
- ルーターのQoS設定:ゲーム通信を優先できるか要確認
ゲームに特化した診断には、NetGraph(CS:GOやValorant)やStatOverlay(CoD系)など、ゲーム内オプションも活用しましょう。
ゲーマー向けプロバイダー選びのコツ
重要なのは、pingだけでなくJitterやパケットロスが少ないISP(インターネットプロバイダー)を選ぶこと。特に以下の構成がおすすめです:
● 固定回線(光ファイバー)
また、ホームルーターやポケットWi-Fiは不安定な通信になりがちなため、FPSなどリアルタイム性が高いゲームには不向きです。
まとめ:「ping=快適」の落とし穴に注意
「pingは低いのにラグい」という現象は、Jitterやロス、帯域など見えない部分に原因が潜んでいます。ping値はあくまで一指標であり、総合的な通信品質を理解することが真の対策につながります。
本記事を参考に、自分の環境を多角的にチェックし、最適な回線・設定を見直しましょう。
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