この記事でわかること(記事概要)
- 『仁王3』が前作からどう進化を遂げたのか、具体的な変更点
- 広大なオープンフィールドで展開される幕末の舞台と、その探索要素
- 新武器「忍刀」を含む多様なアクションと、奥深い育成(ビルド)システム
- Team NINJAらしい「死にゲー」としての魅力と、幅広いゲーマーが楽しめる工夫
『仁王3』は広大なオープンフィールド、侍・忍二刀流のスタイルチェンジ、新武器「忍刀」の追加、さらに自由なビルドで、より幅広い層が楽しめる「死にゲー」へと大きく進化しました。
【最速更新】直近の『仁王3』に関する最新情報
- 【新武器の追加】新武器種の1つとして、ニンジャスタイルに「鎖鎌」が追加される可能性が浮上。これにより、記事で紹介した「忍刀」や「手斧」と合わせて、ニンジャスタイルのアクションの幅がさらに拡大する見込みです。
- 【キャラクリの進化】開発者インタビューにて、キャラクタークリエイトに「顔の老化・若返り」オプションの実装が語られました。前作同様に自由度の高いキャラクリが、さらにプレイヤーの没入感を高める要素として注目を集めています。
今回の先行体験レビュー(幕末ステージ)は、オープンフィールドの多様な時代背景や、進化したビルドシステムの奥深さを体感する絶好の機会となりました。新武器の登場示唆やキャラクリの進化といった最新情報も、プレイヤーの期待値をさらに高めていますね。

『仁王3』
発売日:2026年2月6日/参考価格:9,680円(税込)
目次
『仁王3』はオープンフィールドでどう進化した?進化した死にゲーの全貌
『仁王3』は広大なオープンフィールド、侍・忍二刀流のスタイルチェンジ、新武器「忍刀」の追加、さらに自由なビルドで、より幅広い層が楽しめる「死にゲー」へと大きく進化しました。
コーエーテクモゲームスより2026年2月6日に発売予定の、ダーク戦国アクションRPG『仁王3』。対応ハードはプレイステーション5(PS5)とPC(Steam)で、開発はTeam NINJAが担当しています。
本作は「ダーク戦国死にゲー(高難度アクションRPG)」と銘打たれる『仁王』シリーズの最新作。これまでは基本的に戦国時代を舞台に物語を描いていましたが、本作はそれに加えて平安時代や江戸時代、そして未来の「幕末」など、さまざまな時代をわたり歩いていくのが特徴です。

多数用意されていたステージクリアー型ではなく、広大なステージの中を探索していく「オープンフィールド(広大なマップを自由に探索できる形式)」を採用。より自由にステージ攻略を楽しめるようになり、骨太な戦いが味わえるようになりました。
今回は、公開された新情報に合わせて、メディア向けの先行試遊バージョンに関する情報を基に、その内容を深掘りしてお届けします!
『仁王3』先行公開情報から分析するTeam NINJA流の“幕末オープンフィールド”の魅力とは?
先行公開情報からまず明らかになったのが、物語の舞台が「1864年 幕末」であったことです。主人公がもといた江戸時代よりも未来の幕末へ行くこともあるようです。
全体的には幕末の京都をモチーフにしているようで、地獄に飲み込まれていく島原遊郭などを探索することができました。Team NINJAらしい“禍々しい和風ダークファンタジー”が見事に表現されています。

本作はオープンフィールドを採用しており、どこを攻略していくかはプレイヤーの自由。試遊では、α体験版の戦国ステージや「東京ゲームショウ2025」試遊版の平安ステージとも異なる幕末ステージで、『仁王』シリーズらしいダンジョン攻略の楽しさを存分に味わえました。
フィールドの一部には「踏破する」という移動アクションも存在。高いところへワイヤーフックのように移動したり、壁走りをしたり、翼を使って降り立ったりと、オープンフィールドならではの移動手段が用意されています。自由な移動とは異なりますが、探索の幅を広げるユニークな要素でした。
歴史のifが交錯!高杉晋作と新選組、そして地獄に染まる京都
先行体験の情報によると、前半部分では強敵・高杉晋作が現れました。高杉晋作は、新選組隊士・沖田総司に追われている様子。本作では、幕府を妖怪の力で牛耳る徳川国松が敵であるため、幕府側の人間である新選組も敵勢力となっているようです。
高杉晋作は、倒幕派として坂本龍馬などとともに活躍した幕末志士のひとり。一時的に戦うことになるものの、Team NINJA作品らしい「戦って和解」という流れは健在で、やはり歴史上の人物が『仁王』らしい味付けでキャラクターになっているのは見どころのひとつです。

また、高杉は「お龍」と呼ばれる人物を助けようとしており、体験の最後にお龍らしき人物を助け出すシーンも。「あれ?この顔……」と、今回も『仁王』ならではの歴史ロマンあふれるストーリーが楽しめそうです。
ステージの途中には、暗い雰囲気ばかりではなく、晴れた青空の広がる拠点に訪れることも。ここでは商店が用意されており、商人役は前作より登場した妖怪「魑魅(すだま)」の模様でした。鍛冶屋もあるようですが、今回の試遊では登場しませんでした。
試遊の最後には、地獄に呑まれた本能寺を攻略し、妖怪「塗仏」とのボスバトル。塗仏は閻魔大王の像に何かが乗り移ったようなユニークな強敵で、戦闘中に中身を見ることも可能。塗仏を倒すと地獄が晴れるシーンとなり、試遊は終了しました。
新たな育成システムと新武器「忍刀」が『仁王3』のアクションをどう変える?
今回の試遊版では、さらに多くの忍術が使用できただけでなく、「スキル」も大幅に増えていました。スキルは社などで装着できる、いわゆる「パッシブスキル(常に効果を発揮するスキル)」です。スキル容量の範囲内でコストを割り振りながら、さまざまな効果を得られます。
スキルには「極意」というものが存在し、極意スキルはひとつしか装着できない特別なスキル。敵が設置するデメリット空間「常世(とこよ)」は、ニンジャスタイルでは晴らすことができませんでしたが、「霞で常世を祓う」スキルもちゃんと用意されており、育成の幅を広げています。
また、敵の危険な攻撃に合わせてスタイルチェンジをすると「大技返し」が発動。さらに、「サムライ時に大技返しをすると、ニンジャで敵の背後に回る」といった、アクション自体を変更するスキルもありました。このあたりの「ビルド(キャラクターの能力や装備の組み合わせ)」を組む楽しさは、かなり奥深くなっていそうです。
スタイルチェンジの深化と、遊びを広げる新武器4種
新たに登場する4つの武器種も判明しました。サムライスタイルは「斧」と「手甲」を新たに使用できます。これまでのシリーズ作品に登場した武器種とほぼ同じで、斧は一撃の威力に特化した重量武器。手甲は、パンチやキックで戦う手数に優れた格闘武器です。
とくに手甲はさらに磨きが掛かった印象で、投げ技の武技はもちろん健在ながら、ジャンプからの飛び蹴り、ボディプレスなども繰り出せました。ニンジャスタイルは爪のついた「手甲鉤」が使えますが、前作までは同種の存在で装備によって攻撃属性が変わる特性があったため、今回はそれが分けられた形でしょう。
【『仁王3』の新武器種一覧(先行体験版)】
| スタイル | 新武器種 | 特徴 |
|---|---|---|
| サムライ | 斧 | 一撃の威力に特化した重量武器。強靭な敵を一掃する破壊力。 |
| サムライ | 手甲 | パンチやキックを主体とした格闘武器。手数で敵を圧倒する。 |
| ニンジャ | 忍刀 | 逆手持ちの刀と蹴りを組み合わせたアクロバティックな攻撃。 |
| ニンジャ | 手斧 | 投擲と近接攻撃を組み合わせたトリッキーな戦闘スタイル。 |
ニンジャスタイルには「忍刀」と「手斧」が登場。手斧は前作より登場した武器で、投擲と近接攻撃を組み合わせる戦い方は従来と似たような印象でした。

忍刀は、忍二刀とはまた違ったニンジャスタイルの基本となるような武器。逆手持ちした刀による斬撃と蹴りなどを組み合わせたアクロバティックな攻撃や、敵に突進斬りを放つなど、ニンジャらしいアクションを楽しめる武器です。
ニンジャスタイルをある程度使い込むと、立ち回りはより自由で、かつ深まる印象を受けました。忍術で分身することも可能で、敵からのターゲットを自分ではなく分身に寄せるなど、さまざまな絡め手を駆使した攻略が楽しめそうです。なお、武器種は両スタイルにあと1枠ずつ用意されているので、さらに2種類の武器が登場する模様。つまり7武器種×2で全14武器種が使用可能となり、ビルドの幅は計り知れません。
今回先行公開された幕末ステージは、ドロップする装備のレベルが100前後のものとなっており、主人公自体も育成が進んだ状態での情報となっていました。前作では1周目で最大150レベルの装備が使用できたので、おそらく中盤以降、後半に差し掛かったくらいのステージなのではないでしょうか。
『仁王』シリーズはいわゆる「死にゲー」であり、とくに初代はその要素が強かった印象です。『仁王2』でもその部分は健在でしたが、「育成を進めていくことで死にゲー要素を薄めて遊ぶこともできた」といった魅力も持ち合わせていました。
製品版とは異なるバランスかもしれませんが、幕末ステージは攻略しやすい難度に調整されている印象があります。崖から落ちてしまうことや罠で落命することはありましたが、受けるダメージが低く、バトルで落命することはなかったので、ほどよい歯応えに留めているのかな、と感じました。
とくに戦闘で役立つのが「守護霊技(特殊なスキル)」で、立ち位置としては「ちょっと強力な攻撃スキル」といった感じ。序盤であろうα体験版ではゲージを溜めるのにそこそこ時間が必要でしたが、今回の試遊版では育成が進んでいる影響もあってか、守護霊技をかなり頻繁に使うことができました。
攻撃などで気力(スタミナ)が切れた状態や、敵の攻撃をガードしすぎて気力がない状態など、隙が生まれそうな瞬間を守護霊技でフォローするのが非常に強かったです。もちろん骨太な部分は骨太なのですが、全体的にはより幅広い層に遊んでほしいアクションゲームを目指しているのだろう、と強く感じられました。
評価ポイント(良かった点・惜しい点)
良かった点
- 広大なオープンフィールド化により探索の自由度と奥深さが向上
- サムライとニンジャのスタイルチェンジがさらに戦略的で爽快
- 新武器「忍刀」などアクションの幅が広がり、コンボや連携が楽しい
- 豊富なスキルと「極意」により、自分だけのビルドを追求できる
- 「死にゲー」としての歯応えは残しつつ、育成で難易度を調整できる柔軟性
- 「幕末」という新たな時代設定と、歴史上の人物が織りなすifストーリー
惜しい点
- オープンフィールドになったことで、一本道のダンジョン攻略感が薄れたと感じるプレイヤーもいるかもしれない
- 多数の新要素や複雑なビルドシステムにより、初心者には若干の学習コストがあるか
- 今回の試遊では拠点機能の一部が未実装だったため、製品版でのさらなる情報に期待
【ゲマプラ編集部の最終結論】『仁王3』はオープンフィールド化で「死にゲー」としての魅力は薄れるのか?
【結論】オープンフィールド化は『仁王』シリーズの「死にゲー」としての魅力を損なうどころか、むしろ「自分で道を切り拓く楽しさ」と「ビルドの奥深さ」を加速させ、新たな高難度体験を創出しています。
『仁王3』のオープンフィールド化は、一部のファンにとって「死にゲー」特有の一本道で練り上げられたステージ攻略の醍醐味が薄れるのではないか、という懸念があったかもしれません。しかし、メディアの先行体験レポートを分析した結果、その心配は杞憂に終わりました。広大なマップを自由に探索できるようになったことで、敵との遭遇、アイテムの発見、隠されたルートの開拓といった要素が格段に増え、プレイヤー自身の判断と戦略がより重要になっていることがわかります。
これは、単にフィールドが広くなっただけでなく、Team NINJAが得意とするギミックや強力な妖怪が絶妙に配置されており、「死にゲー」としての緊張感と達成感をさらに引き上げています。また、スタイルチェンジや新武器、そして奥深いビルドシステムは、プレイヤーが自分のプレイスタイルに合わせて強さを追求できる自由度を与え、難敵との遭遇を乗り越えるための新たな戦略を生み出しています。オープンフィールドは、「死にゲー」の楽しさをより多角的に、そしてより深く味わうための進化だったと断言できます。
購入情報
『仁王3』は2026年2月6日発売予定のPlayStation 5とPC(Steam)向けゲームソフトです。
今なら予約受付中!特典や在庫がなくなる前に、Amazonまたは楽天で今すぐチェックしてみてください。

『仁王3』
発売日:2026年2月6日/参考価格:9,680円(税込)
ゲーマーが気になる!よくある質問(Q&A)
Q: 『仁王3』はシリーズ初心者でも楽しめますか?
A: はい、本作は「死にゲー」としての挑戦的な側面は残しつつも、育成の自由度が高く、プレイスタイルに合わせて難易度を調整しやすい設計になっています。新要素も多く、新たな気持ちで楽しめるため、シリーズ初心者の方にもおすすめできます。
Q: オープンフィールドになったことで、ゲームの難易度は下がったのでしょうか?
A: 一概に下がったわけではありません。オープンフィールド化により探索の自由度は増しましたが、同時に敵の配置やギミックも多様化し、プレイヤーの戦略性がより求められるようになりました。育成やビルドを工夫することで、自分に合った難易度で攻略可能です。
Q: 新武器「忍刀」はどのような特徴がありますか?
A: 「忍刀」はニンジャスタイル専用の武器で、逆手持ちの刀と蹴りを組み合わせたアクロバティックな攻撃が特徴です。素早い連続攻撃と敵への突進など、これまでの武器にはない独特のモーションで、スタイリッシュな戦闘が楽しめます。
まとめ
『仁王3』先行公開情報まとめ、いかがだったでしょうか?広大なオープンフィールドで展開される幕末のダークな世界観は圧巻の一言。サムライとニンジャのスタイルチェンジを駆使した多様なアクション、新武器「忍刀」による爽快な立ち回り、そしてプレイヤーの数だけ可能性が広がる奥深いビルドシステムは、Team NINJAが贈る「死にゲー」の新たな金字塔となるでしょう。
前作までの「死にゲー」要素を継承しつつも、オープンフィールド化や育成の柔軟性により、より幅広いゲーマーが楽しめる工夫が凝らされている本作。2026年2月6日の発売が今から待ち遠しいですね。今後のさらなる新情報にも注目しつつ、ぜひ『仁王3』の世界に飛び込む準備をしておきましょう!
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参考価格:49,980円(税込)
出典:コーエーテクモゲームス公式サイト・Gamer Plus公式サイト







