この記事でわかること(記事概要)
- 改悪の正体:海外メディアが指摘する「過度な寛大さ」とバランスの変化
- 再構築の真価:「要約版」と評されるほどのテンポアップ
- 編集長の結論:原作の記憶が薄い社会人にとっては、過去最高傑作になり得る
結論:本作は決して「改悪」ではない。しかし、もし貴方がRPGに対して「ある一つの体験」を何より求めているなら、本作は期待外れに終わるだろう。購入後に後悔しないための「決定的な境界線」とは……。
目次
なぜ「改悪」と言われるのか? 海外レビューと実機から見る違和感
編集長しんです。我々ゲマプラ編集部はメーカーへの忖度(そんたく)を一切廃し、本音での検証を徹底しています。今回取り上げるのは、発売直後から検索候補に浮上する不穏なワード「改悪」についてです。
メタスコア83点(PS5版)/ 84点(Switch 2版)という高評価を獲得している本作に対し、なぜ一部のファンは警鐘を鳴らすのでしょうか。私が体験版から製品版序盤を実機で検証した結果、その原因は「親切になりすぎたことによる冒険感の消失」にあると確信しました。

海外メディアが指摘した「過度な寛大さ」
フランスの大手メディアGamekult(60点)は、本作の仕様変更について、以下のような辛辣な評価を下しています。
“suffers from an excess of leniency”(過度の寛大さに苦しんでいる)
また、Jeuxvideo.com(85点)も「アクセシビリティ機能を推し進めすぎている」と指摘。これらは往年のファンが抱く「手ごたえのなさ」を的確に言語化しています。具体的には以下の点です。
- 石版探しの簡略化:かつては世界中を歩き回り、ヒントなしで発見した時の喜びがあったが、今作では強力なナビゲーションが存在する。
- 誘導の強さ:次にどこへ行き、何をすべきかが明確すぎるため、「自分で冒険している」というより「レールの上を歩かされている」感覚に陥る瞬間がある。
便利になることは歓迎すべきですが、それが「ゲームバランスの放棄」に繋がってしまっては本末転倒です。迷う時間が消滅したことで、単なる「お使いクエストの消化作業」が露骨に見えてしまうという皮肉な現象が起きています。
【結論】「不便さが生む価値」の消失
我々は、不便であることにこそ「冒険の重み」を感じていたのかもしれません。しかし、現代の忙しい我々に、あの頃と同じように「石版1枚のために週末を潰す」気力と時間は残されているでしょうか?
「改悪」ではない、「リイマジンド(再構築)」だ
では、この変化は本当に「悪」なのでしょうか。私はそうは思いません。むしろ、大人になった今の私にとっては「唯一の生存ルート(最適解)」であるとさえ感じています。
重厚長大から「要約版」へ
実際にプレイを進めていく中で、私の感覚は大きく変わりました。かつてのドラクエ7が「終わりの見えない長い旅」だったとすれば、本作は「区切りの良い短編小説の連続」として再構築されています。
この感覚は私だけのものではありません。Shacknews(80点)は本作のプレイ感をこう表現しています。
“palpable Cliff Notes energy”(明白な要約版のようなエネルギー)
石版を見つけ、過去の世界へ飛び、一つの悲劇や物語を解決して現代に戻る。このサイクルが非常にスムーズで、テンポよく進むため、「今日はここまで進めよう」という区切りがつけやすいのです。
| 比較項目 | 原作(PS版) | リイマジンド版 |
|---|---|---|
| 石版入手 | ノーヒントでの探索が必要 (発見時の達成感:大) | レーダーやリストで完全管理 (進行のスムーズさ:大) |
| 物語の摂取 | 重厚長大で途中でダレやすい | 要約版のようにテンポが良い |
| 戦闘システム | 行動順が曖昧なラウンド制 | 戦術的な完全ターン制 |
メディアConsole Creaturesも、「ラウンド制からターン制への移行」について、「深い変更を正当化している」と高く評価しています。
私自身、体験版プレイ後の最初のストーリーを進めた際、以前のような「泥臭い探索」が減った分、純粋にストーリーの面白さに没頭できました。「どんどん新しい物語を見たい」という欲求が途切れないのです。
補足:カジノ削除とDLC炎上について
なお、「カジノ削除」や「有料DLC」に関する具体的な是非については、別記事「ドラクエ7リメイクのカジノ削除の裏事情とDLC検証」にて、怒りの徹底検証を行っています。
【結論】これは「誰」にとってのドラクエ7なのか?
最終的な判断を下します。「改悪」という言葉に踊らされず、ご自身のプレイスタイルと照らし合わせて判断してください。
「神リメイク」になる人
- 原作の記憶が曖昧な人:私のように「昔やったけど内容は忘れた」という人は、新鮮な気持ちで楽しめます。
- 忙しい社会人ゲーマー:1日1時間しか遊べなくても、確実に物語が進む設計はありがたいはずです。
- ストーリー重視派:面倒な探索よりも、ドラマチックな物語を効率よく体験したい人に最適です。
「改悪」と感じる人
- 原作原理主義者:「苦労してこそドラクエ7」という信念を持つ人には、あまりにあっさりしすぎています。
- PS版の空気を愛する人:あの独特の陰鬱で重苦しい雰囲気が、現代的なグラフィックとUIによって薄まっていると感じるでしょう。

ドラゴンクエストVII リイマジンド
発売日:2026年2月5日 / 対応機種:PS5, Switch 2, etc.
編集長しんの最終評価:これは「成功」したリメイクだ
ここまでメタスコアや海外メディアの評価を紹介してきましたが、最後に私自身の評価を述べます。
結論として、このリメイクは間違いなく「成功」だと断言します。
確かに「便利になりすぎた」という批判はありますが、実は我々プレイヤーには「地図を使わない」という選択肢が残されています。地図を開かなければ、過剰なナビゲーションに頼ることなく、自力で探索する楽しさは十分に担保されています。
唯一、フィールド上の「!」マーク(イベント目印)だけは設定で消せないため、画面上の情報量を減らしたい没入感重視の人には気になる点かもしれません。
しかし、それを差し引いても「リイマジンド(再構築)」という言葉がこれほど当てはまる作品はありません。過去作のファンとして、そして一人のゲーマーとして、純粋に人に勧められる素晴らしいゲームに仕上がっています。
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