この記事でわかること(記事概要)
- カジノ削除の真意:海外レーティング規制という「大人の事情」と、そこから生まれた「闘技場」という回答。
- 有料DLC問題:880円で「ロトの魔王」と戦える仕様は、ファンにとっては「買い」だが、未完成商法との批判も正当。
- 最終評価:ロード時間の劇的短縮と職業システムの改善により、RPGとしての「密度」は旧作を凌駕する。
結論:「カジノ削除=手抜き」という批判は半分正解で半分間違いだ。きっかけは海外規制かもしれないが、開発陣が用意したのは「運」ではなく「実力」で報酬をもぎ取る硬派なシステムへの転換だった。ただし、これを理解せずに買うと、序盤で「遊びが少ない」と絶望する可能性がある。
目次
正直、ふざけるなと思いましたよね?
私も発表を見た瞬間、予約ボタンを押そうとしていた指が止まりました。
「カジノ削除」。そして発売前から発表された「有料DLC」。
我々の思い出深い『ドラゴンクエストVII』が、ただの集金装置に成り下がってしまったのではないか。そんな失望と怒りがSNSを駆け巡るのも無理はありません。
しかし、感情だけで判断して名作を逃すのは、ゲーマーとしてあまりにも惜しい。編集長の私が、怒りを一旦飲み込み、公開された情報を徹底的に検証しました。
その結果見えてきたのは、単なる「改悪」や「規制」という言葉では片付けられない、開発陣の「尖った回答」でした。
なぜ「改悪」と叫ばれるのか?炎上の3大理由
まずは現状を整理しましょう。なぜここまでユーザーが荒れているのか。理由は大きく3つに集約されます。
【最速更新】ドラクエ7リメイクの炎上ポイント要約
- カジノの完全削除:ポーカーやスロットといったミニゲームが全廃。
- Day1 DLC:発売日(2月5日)と同時に、追加ボスと戦えるDLC(880円)を販売。
- 仕様変更への不安:シンボルエンカウント化やオートセーブによる難易度低下の懸念。
特に「要素を削っておいて、金を取る要素を足すのか」という不公平感が、炎上の燃料となっています。
【カジノ削除】ドラクエの醍醐味を奪われた喪失感
ドラクエといえばカジノ。冒険を忘れてスロットに没頭し、コインを貯めて「メタルキングの剣」や「グリンガムのムチ」を早期入手して俺TUEEEする。これが許されないのは、確かに痛い。
単なるミニゲームではなく、強力な装備を入手するための「裏ルート」が閉ざされたことに対する不安が、不満の根底にあります。
【有料DLC】「未完成商法」へのアレルギー反応
本編価格は通常版で8,778円(税込)。決して安くありません。
それなのに、発売日から「闘技場『伝説への道』」として880円の追加課金を求められる。過去の3DS版では特典として楽しめた要素が切り売りされているように見えるため、「完全版商法」への拒否反応が出るのは当然の理屈です。
【仕様変更】「ヌルゲー化」したのか?古参ファンの懸念
そして地味ながら深刻なのが、ゲームバランスへの不安です。
ランダムエンカウントからシンボルエンカウントへの変更、そしてオートセーブの実装。
「敵を簡単に避けられるドラクエなんて」「全滅して教会に戻され、1時間の稼ぎがパーになる緊張感こそがドラクエだ」
こうした古参ファンの美学からすれば、現代的な親切設計は「ヌルゲー化」と映り、歯ごたえのない冒険になるのではないかという危惧を抱かせます。
【徹底検証】カジノの穴は「闘技場」で埋まるのか?
では、なぜカジノは消え、闘技場が生まれたのか?
ここには、現代のゲーム業界特有の事情と、それに対する「開発者の意地」が見え隠れします。

「大人の事情」を「ゲーム性」で乗り越えた可能性
鋭いゲーマーならお気づきでしょうが、近年、世界的なレーティング基準において、ゲーム内の「ギャンブル描写」は対象年齢を引き上げる要因となり、厳しく規制されつつあります。
ポケモンのゲームコーナーが消えたのと同じ理由で、本作も世界展開を見据えてカジノを削除せざるを得なかった可能性が高いでしょう。
しかし、重要なのはここからです。
「規制だから削除して終わり」にしなかった点が、本作の評価すべきポイントです。
闘技場「伝説への道」:運から実力へのシフト
開発陣が提示した代替案は「闘技場」でした。これは明確なメッセージです。
「スロットを回す運ゲーではなく、キャラ育成と戦術という『実力』で報酬を勝ち取れ」ということです。
カジノで得られていた強力なアイテム群は、この闘技場の報酬や、高難易度ボスのドロップアイテムに移行していると仕様から読み取れます。
「大人の事情」で空いた穴を、RPG本来の面白さである「バトル」で埋めようとした。この姿勢は、ゲーマーとして評価に値すると私は感じました。
880円のDLC「魔王戦」は本当に高いのか?
次に、問題の880円DLCについて計算してみましょう。
このDLCでは、ロト三部作の魔王(竜王、ハーゴン/シドー、ゾーマなど)と戦え、勝利すれば「ロトのつるぎ」等の装備が手に入ります。
| 比較対象 | 価格(税込) | 得られる体験 |
|---|---|---|
| ドラクエ7R DLC | 880円 | 歴代魔王3体とのバトル+最強装備入手 |
| 映画鑑賞 | 約2,000円 | 2時間の映像体験 |
| 他社人気RPG DLC | 3,000円〜 | 追加ストーリー+新エリア(規模大) |
| ランチ | 約1,000円 | 1回のお昼ご飯 |
過去作の裏ボスと比較した「演出」と「強さ」
880円が高いか安いかは、「ボスの作り込み」次第です。
もし単なる色違いの手抜きボスなら「金返せ」案件です。しかし、公開されたPVを見る限り、専用の3Dモデル、固有の必殺技エフェクト、そしておそらく専用BGMが用意されています。
ゾーマの「いてつく波動」や「マヒャド」を現代のグラフィックで食らい、全滅する絶望感。これを味わうための入場料が880円。
ドラクエファンとしての私の金銭感覚で言えば、これは「実質無料」に近い安さです。ランチ一回分我慢すれば、伝説の魔王と何度でも戦えるのですから。
それでも「神ゲー」と言える進化点(ここが凄い)
ネガティブな話ばかりしましたが、このリメイクにはそれを覆すだけの「圧倒的な進化」があります。
特に社会人ゲーマーにとって、以下の2点は購入を決める決定打になります。
【爆速】ロード時間とテンポの劇的改善
PS版『ドラクエ7』を遊んだ人なら覚えているでしょう。戦闘開始時の暗転の長さ、石版をセットした時の読み込みの遅さ。
あれが今作では、PS5やSwitch2の性能によりほぼゼロになります。
この「快適さ」は、何百回と繰り返す戦闘において、ボディブローのように効いてきます。テンポが良ければ、レベル上げは苦行ではなく快感になります。
職業システムの最適化と「石版」のストレス軽減
「石版が見つからなくて詰んだ」というトラウマも、過去のものです。
リメイク版では案内機能が強化されており、迷うストレスが大幅に減っています。
「どこに行けばいいかわからない」という虚無な時間が減り、その分を「どの職業を極めるか」という楽しい悩みに使える。これはRPGとして正統な進化です。
結論:このリメイクは「買い」か?
最後に、編集長としての結論を述べます。
このゲームは、万人に勧められるわけではありません。しかし、刺さる人には深く刺さります。
【結論】「戦闘」と「育成」を楽しめるなら買い。「寄り道」だけが好きだったなら見送れ。
カジノ削除の背景には、避けられない「時代の流れ(規制)」があったかもしれません。しかし、その結果生まれたのは、カジノで時間を潰すのではなく、純粋に強さを追い求める「ストイックなドラクエ」でした。
「ドラクエは戦闘してナンボ、強くなってナンボ」という思考のあなたにとって、880円のDLCと共に過ごす時間は、間違いなく至高の時間になるでしょう。
買うべきではない人
- カジノ(スロット・ポーカー)が最大の楽しみだった人
- 完全版商法・追加課金が生理的に許せない人
絶対に買うべき人
- 職業システムや転職によるキャラ育成が大好きな人
- 歴代魔王とのガチバトルに880円の価値を感じる人
- ロード時間のストレスなく、サクサク冒険したい社会人

ドラゴンクエストVII Reimagined(通常版)
発売日:2026年2月5日
まとめ
「改悪」という言葉の裏には、変化への戸惑いがあります。
しかし、その変化が「RPGとしての面白さの追求」によるものであるなら、私はそれを受け入れたいと思います。
カジノがなくても、我々の冒険は終わりません。
2月5日、石版の世界で、あるいは880円払ってゾーマの前で、またお会いしましょう。
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